518
Fav
  2018年03月14日    

群れ群れ撮影術 / ゆるフォト

誰でも簡単・楽チンをモットーに月刊DIVERでスタートした連載「ゆるフォト」のバックナンバーです。(DIVER 2017年10月号掲載)


じつはワイドが好きな、むらいさちです。皆さんこんにちは!秋になり海も一番いい時期を迎えていますね。今年は潜っていますか?暑い時期はあっという間ですよー(笑)。

さて、最近マクロ撮影が多かったので、今回はワイドの海が撮りたくて、千葉県館山市にある西川名に潜りに行ってきました!ここは都心から車で2時間と近くて便利なのですが、房総半島の最南端、太平洋に面しているのでダイナミックな地形や、大物、群れなどが見られる貴重な海です。今回も魚たくさん、群れ群れを満喫してきました!撮影した写真をお見せしながら、群れ撮影のコツもお伝えしようと思います。では、ゆるフォトスタートです!

イサキの群れがすごかったです…
キンギョハナダイがいいアクセントに

1. 手はじめにネンブツダイを撮影

西川名は、港からポイントまで5分ほど。ほんとに目の前です。それなのにダイナミックな海が待っているのです。メインのポイントに行く手前に、すでにたくさんの群れがいました。ネンブツダイです。まずは手はじめに撮影してみましょう。

大きな群れを作っている魚は、人間への警戒心が薄れます。このネンブツダイも僕が近寄っても逃げる気配がありません。それならばと、ぐっと寄って撮影。が、ちょっと暗いですね…。では、明るくしましょう。

シャッタースピードを落としたり、ISO感度を上げるなどして、露出を明るく設定して撮影。あとは、魚の動きに合わせてシャッターを切っていきます。なるべくたくさん撮りましょう。そしてもうひとアレンジ。

色味が寂しいので手前に海藻を入れて撮影。奥行きも出てお気に入りの1枚になりました。

2. ヒゲダイとイサキのコラボレーション

ネンブツダイを撮影した後は、西川名のメインポイントでもあるV字谷に移動。この谷はとても不思議。アイドルのヒゲダイや、大きなクエが人をまったく恐れずに、のんびりと過ごしています。そこにイサキの大きな群れが入り、コラボが生まれました。

とにかくイサキがすごい!そこにこの谷の主、ヒゲダイが「邪魔だ〜」と割って入ってきました。これは絵になる予感。

群れに突っ込むヒゲダイ。このコラボをしっかり押さえようと、連写します。追いかける中で、ほんの一瞬ですが、バランスのいいタイミングが来ました。

群れのバランス、ヒゲダイの位置、ばっちりです!狙って撮れる写真ではありませんが、いつでもシャッターを押せる気持ちを持つことは大切だと思います。

3. むれむれむれ〜

最後は、イサキの大群を心ゆくまで味わいました。「あ〜、ここにずっといたい」、そんな思いに駆られました。群れはよく動くので、しっかり動きを見て、無駄なものが入らないように注意しましょう。

ここが西川名人気ナンバーワンポイント、V字谷。なぜかこの谷に多くの魚が集まるのです。地形と群れというのもいいですね。

何万匹いるんでしょうか、この壁が何mも続くんです。群れの大きさを表すために、画面すべてがお魚になるように意識して撮影します。そのほうが密度の濃さが伝わるからです。

横向きばかりでは、同じ写真の量産になってしまうので、後ろに回り、地形のシルエットも入れながら撮影。お魚の後ろから撮影しているので、あたかも自分もいっしょに泳いでいる感じにもなるおもしろい角度です。

コラムニスト

むらい さちさん

プロカメラマンなのに、メカが苦手という致命的な欠陥があるが、だからこそメカが苦手な女性の気持ちがよくわかると勝手に思い込みこの連載をスタート。スタンスは、今も変わらず「ゆるく楽しく水中写真!」。

撮影協力:西川名オーシャンパーク

DIVERMAG/PHOTO DIVERMAG/PHOTO
DIVERMAG公式アカウント。写真に関する記事を投稿しています。
この記事が気に入ったらいいね!しよう最新情報をお届けします
カテゴリ: 写真
エリア: 房総半島

関連するタグ
キュレーター紹介
DIVERMAG/PHOTO
DIVERMAG/PHOTO
DIVERMAG公式アカウント。写真に関する記事を投稿しています。

no comments

SNSでDIVERMAGをフォローしよう!